2015年6月11日木曜日

キャロットシード

○キャロットシード(Carrot seed)

 ニンジンは、古代からすばらしい医薬的な価値を持つ植物として重宝されてきました。

 16世紀には、内臓を元気にさせる力があるとわかったため、それ以来広く栽培されるようになりました。現在ではガン患者に対して使用されることもあります。特に皮膚ガンに高い効果が期待できるとされています。

 また、体を浄化する薬としても注目されており、ことに肝臓に関しては強い解毒作用を持ち、肝炎などの肝臓疾患の治療に役立っています。

 ベースオイルにも同様の「キャロットシードオイル」が存在し、よく混同されますが、これらはキャロットシードを植物油に浸し、インフューズドオイル(浸出液)にしたものです。両者とも肌を若返らせる効果があり、化粧品の原料として利用されています。


学 名:Daucus carota
科 名:セリ科
主な産地:フランス
採油方法:種子の水蒸気蒸留法
揮発度:ミドル~ベースノート
香りの強さ:中から強め

作 用:皮膚細胞再生、抗貧血、抗炎症、抗菌、抗感染、うっ滞除去、精神・神経強壮、女性ホルモン様
主な成分:カトロール、モノテルペンアルコール類のαピネン、βピネン、テルピネン1-オール-4
相性のいい精油:オレンジスイート、ジュニパーベリー、ネロリ、バーベナ、プチグレイン、ベルガモット、メリッサ、ライム、ラベンダー、レモン、ローズマリー

◎心への働き
1.ストレスを軽減し、精神的な疲労感を取り除く

◎体への働き
1.体内の毒素を排出させ、むくみなどを改善する
2.月経の周期を正常化させ、生理痛をやわらげる

◎肌への働き
1.しみ、しわに作用し、肌を若返らせる

使い方:シミを改善するマッサージオイルに

★使用上の注意
1.衣類に精油が付着するとシミになり、落ちないことがある

キャロットシード

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